これまでにも情報科学系 海外研究インターンのすすめ〔前編〕〔後編〕北京に4ヶ月住んだ話(Microsoft Research Asia)などを書いてきましたが、シアトルに3ヶ月住んだ話(Adobe Research)は書けていませんでした。なぜなら、端的に言うと、この研究インターンは失敗だったためです。もう今更のことだし楽しかったし後悔はしてないのですが、客観的に見て明らかに失敗でした。

というわけで、研究留学Advent Calendar 2017にかこつけて、よかったこと…だけでなく、こういうのはやめたほうがいいよ!という失敗談を提供したいと思います。下の写真はAdobe Research Seattleの中庭です。橋のたもとで水と緑、日差しに恵まれたすばらしい景色ですね。うらやましいですか?…最後まで読んでみてから、ご判断ください。

Adobe Research Seattle

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無事、基調講演を終えて帰国しました。フォローアップ記事を後日執筆予定ですが、とりあえずスライドをどうぞ。

Live Programmingに関する国際ワークショップLIVE 2017で基調講演を任されることになり、いろいろ考えた末「User Interfaces for Live Programming」という題で話すことにしました。講演内容は講演後に掲載することにして、Live Programmingとは、LIVEとは何か、どんな人がやっているのか紹介してみます。

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三年目を振り返る

これまでも半年~一年ごとにやってきたことを振り返ってきました。博士課程修了後、恒例の振り返りも三年目です。という下書きを書いてからぼーっとしていたら半年経っていたのでした。時が経つのは早いです。

この一年半は、前に振り返ったとき書いたように、これまでの蓄積を生かした新規テーマに取り組みました。具体的には、TextAlivef3.jsに共通して実装できるインタラクションデザインLive TuningおよびUser-Generated Variablesを提案し、プログラマとユーザの共同作業をスムーズにする研究をしました。どちらもできたてほやほやの国際ワークショップに査読付き論文を採択してもらっています。今後も引き続き、この新しくて面白い研究分野に貢献していきたいです。あと、f3.jsはようやくHuman-Computer Interaction分野の難関国際会議(ACM DIS 2017, 採択率20%)に通りました。

アイドルのライブでTextAliveを使ってもらったり、東京大学の講義でf3.jsを使ってもらったり、ちょっとずつ着実にWebサービスを実用レベルに引き上げようと頑張っています。

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WebmoをNode.jsから使う

昨日の記事でも紹介したWebmoはJavaScriptで簡単に操作できることがウリですが、現状用意されているライブラリはブラウザ上で動作することを前提に設計されており、Node.jsで実行するとエラーが起きます。

エラーを直して本家にpull requestを送ろうと思っていたのですが、そう簡単ではなかったので、Node.js用に移植した新しいnpmパッケージ webmo-client-nodejs を作って公開しました。

依存ライブラリがブラウザ前提に設計されているため、サンプルコードを実行すると
ReferenceError: self is not defined というようなエラーが出ます。


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Webmoを試す

WebmoはJavaScriptから気軽にサーボモータを操作できるIntel Edisonベースのデバイスです。Webmoを電源に繋ぐだけで、Wi-FiアクセスポイントとWebサーバが立ち上がります。Wi-Fiアクセスポイントに接続すると、JavaScriptのライブラリでサーボモータの状態を取得・設定したり、WebブラウザでWi-Fiアクセスポイントの設定を変えたりできます。

Intel Edison終売の噂があって今後どうなるか分かりませんが、公式サイトの「Webmoの始め方」に載っていない情報をメモ代わりに書き留めておきます。

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