この度、アニメなどのコンテンツを幅広くプロデュースするアーチ株式会社(ARCH Inc.)の技術顧問になりました。転職ではなく、現職の産業技術総合研究所 研究員を主務としたまま、技術顧問を非常勤で兼務するかたちです。アーチからプレスリリースが出ています。

研究者がアカデミアだけでなく産業界でも必要としてもらえる実例として、研究者、企業人双方の参考になるといいなと思って、技術顧問の狙いや役割、経緯などを書いてみることにしました。あとは、自分の考えの整理も兼ねています。研究者仲間には驚かれるかもしれないので(転職と勘違いされたり…)その予防措置的な意味合いもあります:)

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四年目を振り返る

ときどき研究生活を振り返ってます。もう博士課程修了から4年が経って、その頃の記憶もだいぶ遠のいてきた気がします。前回は半年前だったので、ここ半年の進捗を画像多めで振り返りつつ、2018年度の抱負を書き留めておこうと思います。

あと、ここには挙げていませんが、研究プロジェクトの紹介などを行っている自身のポートフォリオサイトを1月に改装しました。けっこう見やすくなったと思うので、そちらもぜひ。

LIVE 2017基調講演

LIVE 2017基調講演

詳しくは研究プロジェクトのWebサイトブログ記事に掲載していますが、Live Programmingに関する国際ワークショップLIVE 2017で「User Interfaces for Live Programming」と題して基調講演しました。

これまでの私の研究を踏まえつつ、既存のプログラミング環境が抱えている問題を指摘し、どうすれば「プログラミング」という営みをよりよい体験にしていけるか、「ユーザ参加」「実世界」「時間旅行」の3つの観点から論じました。

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これまでにも情報科学系 海外研究インターンのすすめ〔前編〕〔後編〕北京に4ヶ月住んだ話(Microsoft Research Asia)などを書いてきましたが、シアトルに3ヶ月住んだ話(Adobe Research)は書けていませんでした。なぜなら、端的に言うと、この研究インターンは失敗だったためです。もう今更のことだし楽しかったし後悔はしてないのですが、客観的に見て明らかに失敗でした。

というわけで、研究留学Advent Calendar 2017にかこつけて、よかったこと…だけでなく、こういうのはやめたほうがいいよ!という失敗談を提供したいと思います。下の写真はAdobe Research Seattleの中庭です。橋のたもとで水と緑、日差しに恵まれたすばらしい景色ですね。うらやましいですか?…最後まで読んでみてから、ご判断ください。

Adobe Research Seattle

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無事、基調講演を終えて帰国しました。フォローアップ記事スライドをどうぞ。

Live Programmingに関する国際ワークショップLIVE 2017で基調講演を任されることになり、いろいろ考えた末「User Interfaces for Live Programming」という題で話すことにしました。講演内容は講演後に掲載することにして、Live Programmingとは、LIVEとは何か、どんな人がやっているのか紹介してみます。

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三年目を振り返る

これまでも半年~一年ごとにやってきたことを振り返ってきました。博士課程修了後、恒例の振り返りも三年目です。という下書きを書いてからぼーっとしていたら半年経っていたのでした。時が経つのは早いです。

この一年半は、前に振り返ったとき書いたように、これまでの蓄積を生かした新規テーマに取り組みました。具体的には、TextAlivef3.jsに共通して実装できるインタラクションデザインLive TuningおよびUser-Generated Variablesを提案し、プログラマとユーザの共同作業をスムーズにする研究をしました。どちらもできたてほやほやの国際ワークショップに査読付き論文を採択してもらっています。今後も引き続き、この新しくて面白い研究分野に貢献していきたいです。あと、f3.jsはようやくHuman-Computer Interaction分野の難関国際会議(ACM DIS 2017, 採択率20%)に通りました。

アイドルのライブでTextAliveを使ってもらったり、東京大学の講義でf3.jsを使ってもらったり、ちょっとずつ着実にWebサービスを実用レベルに引き上げようと頑張っています。

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