先週までの2週間、ベイエリアのさまざまな研究所・企業を訪問し、ACM CHI 2016に参加していました。一部の旅程で同行した小山君川松氏ともども、さまざまな方々にお世話になりましたが、個人的にはパーソナルコンピュータの父とも呼ばれるAlan Kayの研究所Viewpoints Research Institute (VPRI)で研究紹介・議論をするのが主目的でした。

ご招待くださった大島さんには大変感謝しています。Alan氏は不在でしたが、みんな忙しいなか、主要メンバーほぼ全員とみっちり議論する時間をいただくことができました。

Communication Design Group, Los Angelesオフィスのエントランス

Communication Design Group, Los Angelesオフィスのエントランス

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研究員として働き始めて二年が経ちました。実は半年前にも振り返っているので、そのあとの半年で何があったかまとめておきます。

TextAlive × SNOW MIKU 2016でイラストレーターの方々、音楽家の方々と間接的にでも共同で創作できたこと、SIGPXを立ち上げられたこと、プログラミング環境研究についてIPSJ-ONEで語り、ジャーナル原稿にまとめられたこと、が最も印象に残っています。安定軌道に乗ってきた気がしますが、研究・デプロイ(研究成果を誰でも使えるようサービス化)・その他の事務タスクのバランスをうまく取らないと、新しい研究をどんどん出していくことが難しくなりそうです。

もともとHCI研究者として超多産というわけでもなく、一年に一新規テーマを研究からデプロイまでこなしているペース(TextAlive, f3.js)ですが、三年目はペースを落とさないようにこれまでの蓄積を生かした新規テーマに取り組みたいと考えています。

IAMASで講演させていただいたときの写真。お洒落空間でした。ここで話すためにまとめた内容はIEEE Computerジャーナル特集の原稿に色濃く反映されています。(2016年7月刊行予定)

IAMASで講演させていただいたときの写真。お洒落空間でした。ここで話すためにまとめた内容はIEEE Computerジャーナル特集の原稿に色濃く反映されています。(2016年7月刊行予定)

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情報処理学会全国大会 大トリのプレゼン大会IPSJ-ONEに招待され、登壇してきました。これは、情報処理に関わるさまざまな分野の研究会から優秀な研究者を選出し、1人5分ずつ登壇するイベントで、去年から開催されています。TEDをご存知の方なら、その研究者版と考えていただいて間違いないです。

私は去年裏方(Web担当)だったのですが、今年は表舞台に立たせていただきました。このイベントの特徴として、発表者だけでなく、運営している委員会の委員も国際的にトップレベルの研究者ばかりという点が挙げられます。運営→登壇のパスを辿ることで、僭越ながらその実例第一号になれたように思います。逆に、去年登壇をお願いした方々が今年の運営に回っていて、お世話になりました。他にも、話を聞いてみたい運営委員ばかりです。

この記事では、発表をざっと振り返ってから、さらに進んで情報処理の産業とアカデミアが今後科学全般に対して果たす役割(本題)について考えてみます。これは常々感じてきたことですが、人文科学(後藤さん)、物理(楽さん)、生物情報科学(清水さん)のようにさまざまな分野と関わって研究を進めている登壇者と議論したり、企業に所属しながら研究している松本さんのブログ記事を読むなかで確信を深めました。

IPSJ-ONE「コンピュータを変幻自在の道具にするためのプログラミング環境技術」

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2月27日(土)東京工業大学の会場をお借りして第1回 Special Interest Group on Programming Experience (SIGPX)を開催しました。開催にあたって考えていたことは、だいたい最初のプレゼンテーションで喋ったのですが、もう少し詳しく書いてみます。また、実際にSIGPXを開催して考えたこともあわせて書き残しておきたいと思います。

第1回SIGPX

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