最近Intel Edisonのお世話になっています。JavaScriptで(ホストPCなしに)センサ・アクチュエータが動くのって本当に素敵ですね!

Intel EdisonやGalileoでは、GPIOなどを操作するためにmraaという低レイヤーな通信用ライブラリを使います。簡単に入手できる有名なセンサ・アクチュエータごとにmraaを使ったコードをライブラリ化し、APIを整備したのがupmです。opkg update && opkg install upmコマンドで最新版をインストールでき、オフィシャルに対応しているすべてのドライバが使えるようになります。

しかしながら、使いたいセンサ・アクチュエータがあるのにupmが対応していないケースがよくあります。そういった場合には、自分でupmを拡張するドライバを開発してGitHubでpull requestを送ることができます。しばらくするとupmにマージされ、そのうちIntel Edisonの初期設定で入るファームウェアでも当該センサ・アクチュエータが使えるようになります。みんな幸せになれますね。

mraaを使ってupmを拡張するための手順は一応すべてGitHubにあがっていますが、もう少し詳しく、日本語で解説してみます。なお、ホストPCでIntel Edison用にドライバをクロスコンパイルすることもできるかもしれませんが、とりあえず手軽に実機での開発方法を紹介します。今のところ、実機でも現実的な時間でコンパイルが終わってすぐ動作確認できるので、とくに問題を感じていません。

Intel Edisonを使ったマイコンアプリケーション開発

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一年半を振り返る

博士課程を修了し、就職してから早一年半が経ちました。前回、半年を振り返ってからの一年を振り返ってみようと思います。最近は研究者として何ができるか、何をしたいか考えて行動できるようになってきた気がします。

時系列は下に載せましたが、研究トピックとしては主に次の4つに取り組みました。

  • Sharedo: 人とエージェントでタスクを共有するためのTo-doリストインタフェース
  • TextAlive: 歌詞アニメーションのためのIntegrated Design Environment
  • CrossSong Puzzle: 楽曲をマッシュアップしてインタラクティブに遊べるパズルを自動生成
  • f3.js (UIST 2015デモ予定)

このうち、Sharedoは入所直後にがんばったものなので、一年間での進展はほぼありません。CrossSongは共著論文で、パズル自動生成の部分には全く関与しておらず(Jordan, Graham, 深山さん、後藤さんの貢献部分です)、HCI研究者らしくパズルのインタラクション設計やデモ動画制作などを担当しました。f3.jsはとても面白いトピックだと思っているのですが、準備に時間がかかったのと(理由は11月のUISTデモ発表の頃にはお分かりいただけると思います)、とにかくTextAliveに時間を割いたので、まだちゃんとしたかたちにはなっていません。

7月、イギリス各所を訪問

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僕の在学時はMicrosoft Research Asia Fellowshipしかなかったですが、だんだん増えてきたようなので知っているものをリストアップしました。他にもあったら @arcatdmz までお知らせください。

これを投稿した時点で今年度まだ応募できるのはAdobe Research FellowshipのみFacebook Fellowshipですね。それにしても、受賞者のメリットが驚くほど横並びで面白いです。あとから出てきたところがMSRAの例を参考にしてるのかな?だったのにFacebookがどーんとお金を積んできて面白いことになってますね!

大学院博士課程諸氏におかれましては、自分たちの研究にこれだけ(これ以上)価値があるんだという自信を持ってぜひ応募してください。

Microsoft Research Asia Fellowship

  • 公式サイト
  • アジア太平洋地域の博士課程の学生対象
  • 専攻長と指導教官の推薦が必要
  • 大学経由で応募
  • 2008年から(?)
  • 例年6月末〆切
  • 10人程度選出
  • $10,000 の研究資金
  • Microsoft Research Asia研究者のメンタリング
  • Microsoft Research Asiaでのインターン権

Google PhD Fellowship

  • 公式サイト
  • 日中韓の博士課程の学生対象
  • 専攻公認のもと大学経由で応募
  • 2015年から(?)
  • 5月中旬〆切
  • 分野ごとに8名まで選出
  • $10,000 の研究資金
  • Google Research研究者のメンタリング
  • Googleでの夏季インターン優先応募権

Adobe Research Fellowship

  • 公式サイト
  • 全世界の博士課程の学生対象
  • 指導教官を含む3通の推薦書が必要
  • 直接応募
  • 2015年から
  • 10月末〆切
  • 10名を上限に選出
  • $10,000 の研究資金
  • Adobe Creative Cloud 1年分
  • Adobe Research研究者のメンタリング
  • Adobe Researchでの夏季インターン権

Facebook Fellowship 15/10/7追加(タレコミ: 匿名)

  • 公式サイト
  • 全世界の博士課程の学生対象
  • 指導教官ともう一人からの推薦書が必要
  • 直接応募
  • 2015年から?
  • 11月1日〆切
  • 授業料全額に加え年額$37,000の研究資金(2年間)
  • Facebook本社での研究プレゼン権
  • Facebookでのインターン権

IBM Fellowship 15/10/7追加(タレコミ: @aoshun7)

  • 公式サイト
  • アメリカと国交断絶していない国の博士課程の学生対象
  • 指導教官は事前にIBM Research研究者へ連絡することを推奨
  • 専攻長と指導教官の公認が必要
  • 直接応募
  • 10月27日〆切
  • 研究資金(額は受賞者の居住地域により異なる)
  • IBM Research研究者のメンタリング
  • IBM Researchでのインターン権

もしここに掲載されていないFellowshipの情報を見つけたら @arcatdmz までタレコミお願いします!

情報処理学会プログラミングシンポジウム委員会主催で第48回という、とても歴史のある会に参加して講演してきました。講演そのものはWeb記事「ぼくらのプログラミングから、みんなのプログラミングへ (From “programmers are people, too” to “people are programmers.”)」にしたので、ぜひそちらをご覧ください。

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海の見える宿

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前編では海外研究インターンの概要と、インターンに参加する方法・時期について紹介しました。後編は、もう少し具体的にインターン期間がどのように過ぎていくのか、そしてインターン期間後に何が起きるのか紹介します。

Adobe Creative Technologies Lab Seattle

Adobe Creative Technologies Lab Seattleオフィスから見た中庭

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